女神のための円舞曲
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大石英司「女神(ミューズ)のための円舞曲(ワルツ)」

シミュレーションじゃない、タイムパラドックス物第3弾です。

20年以上前に予約された音楽ホール。誰が、そして何のために・・・?
疑問を封印しながらパンドラの箱にしまわれていたその演奏会が、
とある音楽教師の赴任によってついに開催にむけて動き出した・・・

大石英司は、繊細な恋愛描写とかはヘタなんだけど、
群像劇を書くのはお手の物ですね。
それと、ご本人の経験談でしょうが、
「音楽とは人間になくてはならないもの」という信念が美しく描かれてます。
前回の「ぼくらはみんな、ここにいる」も、音楽は重要なパートを担ってましたね。
「人生は素晴らしい」と歌い上げてます。

なんつーか、「そーきたか・・・っ」という人間模様にうなりつつ、
恋愛部分の軽さに苦笑いしつつ、
ご都合主義者たちに喝采し、
涙で文字がにじみつつもさわやかーな読後感にひたっていられました。

「神はサイコロをふらない」を読める人なら、
「ぼくら~」も「女神」もオススメです。
行政とか警察とかからめつつ、かつ小さな奇跡が起きるファンタジーを書ける人は
そうそういないですよー。


ところでこの本もっと前にハードカバーで出ててさ・・・文庫になるまで待っちゃった。
【2009/04/15 12:37】 | れびゅーん | トラックバック(0) | コメント(0)
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