まずは観光 静岡めぐりほぼお茶
2016年06月22日 公開
8:30に船橋出発して11:00頃静岡到着。
静岡在住のお友達と旦那さんに連れられて清水の魚市場へ。

清水魚市場「河岸の市」写真は(撮って)ない
彼女行きつけのお店で
「東京(方面)から友達がきたのでオススメ盛りしてください」
と刺し盛り注文して……わーお、すごい量と種類がでてきたよ。
私は青身の魚が好きなので鯵をお願いしましたが、鰯と太刀魚もいた。
ひゃっほう。
生しらすと桜エビと中トロと大トロとあぶらぼうずとあとなんだったっけ……
大トロって普段回る寿司屋では霜降りな脂が強すぎて気持ち悪くなるので
頼まないのだけど、サーロインみたいな脂身と赤身で歯応えもあって
脂がおいしくてでもゆっくりとろけるの。ふぁー。
鯵はもちろん鰯もおいしくて、こんな小さい魚の骨取るんか……
感謝しかないわ……。
あぶらぼうずはいうほど脂ぎってることもなくしゃきしゃきしてた。
生しらすも初めて食べたけど、個人的には湯上げされた方が好きかなー。
ステーキ丼がイチオシなのは漁師さんの飯処でもあるからです。
まあ毎日魚じゃ飽きるよね(・∀・)
次に案内されたのは日本茶カフェ『茶空間』。


私が日本茶好きなので友の上京時みやげはお茶が多いのだけど、
ここは彼女も初来店だそう。
「お茶の飲めるところって、車(アシ)ないと来にくいとこにしかないんだよー。
『一茶』っていうカフェが最近駅前にできたくらいで」
とのこと。
茶香炉からさわやかな香りが漂う中「ひだまり」という銘柄を注文。
玉露用の茶器を使い、少量の湯でゆるーく7煎飲みます。
1煎目を店長さんが淹れてくれて、
2煎目からは自分で時間計りながら淹れていくんだけど、
この、1煎目がね、もう、すんごいの。
「……出汁の味がする……」
別に鰹や昆布の味がするって意味じゃなくて、うまみが、強烈。
お猪口サイズの湯飲みにほんのひとすすり分なのに、
濃ッてな感じでブワッとひろがる。笑うしかない。
友も「なんだこれー!お茶かー!?」と叫ぶし。こらお茶の国の住人。
2煎目3煎目とだんだん出汁パンチは薄まりますが
爽やかなお茶の味が現れてまーなんかやっぱり濃!
この辺で甘味投入。
生菓子(上菓子)のあじさい物で「七変化」を。練りきりとこしあんですっきり。
6・7煎目になれば落ち着きますが、ここで次の展開に。
ええ、メニューには書いてありました。
「7煎淹れた後は茶葉が食べられます」と。
それが面白そうで頼んだんです。わくわく。
いったん裏へ運ばれた私のひだまりが、酢醤油と共に帰ってきた!
京都とかね、飲み終わった出涸らし使って佃煮にしたりって文化があるんだわ。
でもあくまでやっぱりいい茶葉の話なんだよね。
ふつうの出涸らし(特に深入りの細かいもの)は向いてないのね。
で、ひだまり。小さめの葉の形そのまま。酢醤油。
……天国か。
葉が綺麗なペールグリーンでね、もともと淹れてると
どんどん萌葱に近づいていってたんだけど、しっかり湯切りして
ふわりと盛られた茶葉は口に含むと肉厚で歯応えがあり、
でも葉脈が邪魔することなくこりこりふわりと消えてしまう。
店主さん「これね、日本酒が合うんだ。ホニャララとかね、アテにして
チビリチビリと」
友「くうううう~! 呑みたいいい~!!」
わたくしほぼ下戸なので銘柄が聞き取れませんでした。
友は「天竜」の煎茶を冷茶で。
通常通りお湯出し(でも抽出が長めだったから湯温は高くなさそう)して、
氷の入ったグラスに注いでマドラーで混ぜてきりっとさわやかーに。
銘柄説明では天竜はずいぶん苦みが強そうだったけど、
冷茶ですっきりとした飲み口になってました。
注文したのはこれだけだったんだけど、
ほかにも牧の原や本山、山の息吹の望など
試飲をいっぱいさせてくれましたー。至福。ちゃんと全部味違うよ!
渋みより甘み、さらりよりトロリ好き、の注文に深蒸しの「牧の原」。落ち着くぅ~。
いかにもお茶!っていう「本山」はほっと一息の味、
「望」はとてもまろやかで、すげえ、さすがお茶マスター。プロは違う……
(記憶で書いてるので銘柄間違ってたらすいませぬ……)
というわけで、ゴリゴリ買いました。
購入は静岡に限定して茶空間さんのオリジナル合組「静岡ブレンド」と
本山の釜炒り茶「かなやみどり」、
マイフェイバリットあさつゆ(九州)と静7132(桜の香り。Notフレーバーティー)の合組「つゆひかり」、
「望」。
しかし「ひだまり」は断念。あのレベルは自分じゃ淹れられんわ……
プロにつくってもらって飲みたい味です。
他のももちろんプロの腕ははるか高みなのですが、
どの茶葉もおいしかったのでがんばるぜ。
……で、書いてて気づいたけど、商品が足りなくて「郵送するね」って
お願いしてきたけど、私送料払ってないですよね。
請求されませんでしたよね。
ちゃ、着払いで!!でも月曜には発送できると思うって
言ってたからもう間に合わないかしらー!!!
こちらの店長は東京出戻り組で、
日本茶の産地でこそ日本茶カフェを!ということで開業されたそうです。
静岡茶だけでなく、全国のお茶を飲み比べられるように京都(宇治)
九州(各地)埼玉(狭山)置いてました。
私は今回は静岡茶に特化して飲みたかったのと
友が「東京からお茶好きの友達が来て
静岡の飲み比べしたいそうです」とアピールしてくれたので
いろいろ出てきたみたいです。
アピール大事。まさかあんなに試飲させてもらえるとは。
そして確認用のお茶葉零しました粗忽……
あと「茶柱倶楽部」をご存じでしたw。
日本茶は名前が「産地」「品種」「合組」「製法」で付いてるので、ち
ょっとわかりにくいけど紅茶だってねえ。
そしてそのへんマニアゴゴロをくすぐるだろう?来たれ日本茶沼。
茶空間さんでもらったお茶マップでは定休日だった
竹沢製茶『Teaサロン』。
店長が電話したら営業してますとのことで、
バスで駅まで戻る予定を変更して歩いて竹沢製茶さんへ。
こちらも全国のお茶を扱っています。


写真は本家サイトから。撮り忘れた。
イメージ的には三國屋善五郎的ラインナップ。
こちらも各地のお茶を置かれてましたが
ルイボスやローズヒップ、黒豆茶などもありました。
静岡茶を3種類いただいた後は、ルイボスティー注文。
自分で淹れたことはあるけど、プロの淹れる味を知りたくて。
それから熟成茶で作った番茶。3年物。これもおいしい。
「なんでも試飲してください!」とお茶マスター。かわいらしい。
私は「あさつゆ」が好きなので、あさつゆ使用の冷茶「水出し四季冷茶」を購入。
冷茶と言っても夏用パッケージも四季用も通常(お湯用)パッケージも
中身は全部おなじとのことなので、後はリーフで買うかティーバックかの違いでした。
冷茶ポットが洗いやすいので竹沢製茶さん特製ティーバッグをチョイス。
中身が同じというと詐欺っぽいですが、パッケージって大事だもんね……
「夏用冷茶が欲しい!」って人には
「通常パッケージ品も水出し大丈夫ですよ」じゃなくて
「これ夏用ですよ」が伝わりやすいわけで、
「手にとってもらう!ハードルを下げる!お茶の普及はそこから!」
という気合いを感じました。
話戻るけど、茶空間さんのパッケージはわかりやすいよ。
こんな。

そして仕入れ後は葉の状態やブレンド具合で
○の位置・飲み方の表記を変えるんだそうだ。すごーい。頼れるー。
他は「三年番茶」と「香りの強い煎茶」(冬用に。熱い方が香り立つし)、
「もも入り冷茶」。夏の冷たいフレーバー日本茶いいよ!
オススメは桃と葡萄。
フレーバー麦茶がないのは残念だけどそれはそもそも目的じゃなかったので、
三國屋とルピシアで補充するー。
(三國屋は)川崎に行かねば……池袋にもあるらしいけど。
話ずれるけど、両店で買える白桃烏龍の水出しもさわやかで大好き。
ただし烏龍茶は緑茶ほど火入れしないので作ったらなるたけすぐ飲むように。
茶空間さんでも竹沢製茶さんでも話がでましたが、
なぜ駅前に試飲スペースがないか問題。
いままで「作ること」に黙々と専念してきた茶農家や製茶問屋は、
「お茶を普及する」ということに無頓着でいました。
結果、気がつけば日本茶は衰退。
日本なのに無数の紅茶・コーヒー店に対して日本茶カフェはまだまだ数えるばかり、
産地として日本一なのに静岡県内でもこれといったアピールは右往左往。
予算も少なくパンフも足りず、
駅地下の「一茶」がやっと助成金付きでスタート、という状態だそう。
その「一茶」もまだまだ商売として成り立つレベルではなく、
茶空間さんも経営はどうなんでしょうか、
観光客が行くにはちょっとあの距離はきつい。
(竹沢製茶さんのメインは製茶工場と卸し)
でもがんばり始めたところだそうです。日本茶がんばれ!
日常の中のホッとする瞬間を提供するのが日本茶のいいところですもん。
京都の「和推し」な茶道やお抹茶とはまた違う形で
外国人観光客が呼べるといいですね。
日本人って外から褒められると再認識ピックアップって人種だし。
(いいのかそれ……)
あと茶器も売ってくださーい!
「ひだまり」で使った玉露用の茶器、どこで買えますか?って訊いた返事が
「どこだろう……?茶業者用の茶道具店はあるけど
一般客には売らないしなあ……?」ですよ!
販売して!駅前で!急須とかシャレオツな砂時計とかお茶菓子とか
茶請けに向いた香の物とか!
売れるかは置いといても「壮観!圧巻!」ってかっこいいじゃないですか!
地震対策は必要だけど
ステキ湯飲みがずらーっと並んでたらかっこいい!がんばれ静岡県!
そんなお茶三昧のあとは三保の松原で
砂浜に黒パンプスを真っ白にされながらぼんやりかすむ富士山を眺め、
肉眼ならなんとか
羽衣伝説
日本平をのぼって途中途中の茶畑を見せてもらいました。
ヘアピンカーブをぐるぐるのぼるといきなり「あれ茶畑」「あそこも茶畑」
「あれあそこ放置されてるね」「ここはまだ摘んでないな」など唐突に畑があって、
ここ土地の権利ってどうなってるんだ……という疑問が。
てっぺんの日本平ホテルの庭からうっすら富士山を眺めて下山。
肉眼でうっすら
夕日キレイ
途中歩行者天国に阻まれながらもスノドカフェ前まで送ってもらって前夜祭へ。
旦那さん運転ありがとう!助かりましたー。
前夜祭の話は後述。
22:00過ぎまで楽しく過ごして友宅へ。宿泊地があるってらくちん。
オススメされた「ローカル女子の遠吠え」という静岡あるある四コマと
「あれよ星屑」を読みながら就寝。
翌日は宿主がまだ寝てるうちに出発。スノドカフェへ。
続く!
静岡在住のお友達と旦那さんに連れられて清水の魚市場へ。

清水魚市場「河岸の市」写真は(撮って)ない
彼女行きつけのお店で
「東京(方面)から友達がきたのでオススメ盛りしてください」
と刺し盛り注文して……わーお、すごい量と種類がでてきたよ。
私は青身の魚が好きなので鯵をお願いしましたが、鰯と太刀魚もいた。
ひゃっほう。
生しらすと桜エビと中トロと大トロとあぶらぼうずとあとなんだったっけ……
大トロって普段回る寿司屋では霜降りな脂が強すぎて気持ち悪くなるので
頼まないのだけど、サーロインみたいな脂身と赤身で歯応えもあって
脂がおいしくてでもゆっくりとろけるの。ふぁー。
鯵はもちろん鰯もおいしくて、こんな小さい魚の骨取るんか……
感謝しかないわ……。
あぶらぼうずはいうほど脂ぎってることもなくしゃきしゃきしてた。
生しらすも初めて食べたけど、個人的には湯上げされた方が好きかなー。
ステーキ丼がイチオシなのは漁師さんの飯処でもあるからです。
まあ毎日魚じゃ飽きるよね(・∀・)
次に案内されたのは日本茶カフェ『茶空間』。


私が日本茶好きなので友の上京時みやげはお茶が多いのだけど、
ここは彼女も初来店だそう。
「お茶の飲めるところって、車(アシ)ないと来にくいとこにしかないんだよー。
『一茶』っていうカフェが最近駅前にできたくらいで」
とのこと。
茶香炉からさわやかな香りが漂う中「ひだまり」という銘柄を注文。
玉露用の茶器を使い、少量の湯でゆるーく7煎飲みます。
1煎目を店長さんが淹れてくれて、
2煎目からは自分で時間計りながら淹れていくんだけど、
この、1煎目がね、もう、すんごいの。
「……出汁の味がする……」
別に鰹や昆布の味がするって意味じゃなくて、うまみが、強烈。
お猪口サイズの湯飲みにほんのひとすすり分なのに、
濃ッてな感じでブワッとひろがる。笑うしかない。
友も「なんだこれー!お茶かー!?」と叫ぶし。こらお茶の国の住人。
2煎目3煎目とだんだん出汁パンチは薄まりますが
爽やかなお茶の味が現れてまーなんかやっぱり濃!
この辺で甘味投入。
生菓子(上菓子)のあじさい物で「七変化」を。練りきりとこしあんですっきり。
6・7煎目になれば落ち着きますが、ここで次の展開に。
ええ、メニューには書いてありました。
「7煎淹れた後は茶葉が食べられます」と。
それが面白そうで頼んだんです。わくわく。
いったん裏へ運ばれた私のひだまりが、酢醤油と共に帰ってきた!
京都とかね、飲み終わった出涸らし使って佃煮にしたりって文化があるんだわ。
でもあくまでやっぱりいい茶葉の話なんだよね。
ふつうの出涸らし(特に深入りの細かいもの)は向いてないのね。
で、ひだまり。小さめの葉の形そのまま。酢醤油。
……天国か。
葉が綺麗なペールグリーンでね、もともと淹れてると
どんどん萌葱に近づいていってたんだけど、しっかり湯切りして
ふわりと盛られた茶葉は口に含むと肉厚で歯応えがあり、
でも葉脈が邪魔することなくこりこりふわりと消えてしまう。
店主さん「これね、日本酒が合うんだ。ホニャララとかね、アテにして
チビリチビリと」
友「くうううう~! 呑みたいいい~!!」
わたくしほぼ下戸なので銘柄が聞き取れませんでした。
友は「天竜」の煎茶を冷茶で。
通常通りお湯出し(でも抽出が長めだったから湯温は高くなさそう)して、
氷の入ったグラスに注いでマドラーで混ぜてきりっとさわやかーに。
銘柄説明では天竜はずいぶん苦みが強そうだったけど、
冷茶ですっきりとした飲み口になってました。
注文したのはこれだけだったんだけど、
ほかにも牧の原や本山、山の息吹の望など
試飲をいっぱいさせてくれましたー。至福。ちゃんと全部味違うよ!
渋みより甘み、さらりよりトロリ好き、の注文に深蒸しの「牧の原」。落ち着くぅ~。
いかにもお茶!っていう「本山」はほっと一息の味、
「望」はとてもまろやかで、すげえ、さすがお茶マスター。プロは違う……
(記憶で書いてるので銘柄間違ってたらすいませぬ……)
というわけで、ゴリゴリ買いました。
購入は静岡に限定して茶空間さんのオリジナル合組「静岡ブレンド」と
本山の釜炒り茶「かなやみどり」、
マイフェイバリットあさつゆ(九州)と静7132(桜の香り。Notフレーバーティー)の合組「つゆひかり」、
「望」。
しかし「ひだまり」は断念。あのレベルは自分じゃ淹れられんわ……
プロにつくってもらって飲みたい味です。
他のももちろんプロの腕ははるか高みなのですが、
どの茶葉もおいしかったのでがんばるぜ。
……で、書いてて気づいたけど、商品が足りなくて「郵送するね」って
お願いしてきたけど、私送料払ってないですよね。
請求されませんでしたよね。
ちゃ、着払いで!!でも月曜には発送できると思うって
言ってたからもう間に合わないかしらー!!!
こちらの店長は東京出戻り組で、
日本茶の産地でこそ日本茶カフェを!ということで開業されたそうです。
静岡茶だけでなく、全国のお茶を飲み比べられるように京都(宇治)
九州(各地)埼玉(狭山)置いてました。
私は今回は静岡茶に特化して飲みたかったのと
友が「東京からお茶好きの友達が来て
静岡の飲み比べしたいそうです」とアピールしてくれたので
いろいろ出てきたみたいです。
アピール大事。まさかあんなに試飲させてもらえるとは。
そして確認用のお茶葉零しました粗忽……
あと「茶柱倶楽部」をご存じでしたw。
日本茶は名前が「産地」「品種」「合組」「製法」で付いてるので、ち
ょっとわかりにくいけど紅茶だってねえ。
そしてそのへんマニアゴゴロをくすぐるだろう?来たれ日本茶沼。
茶空間さんでもらったお茶マップでは定休日だった
竹沢製茶『Teaサロン』。
店長が電話したら営業してますとのことで、
バスで駅まで戻る予定を変更して歩いて竹沢製茶さんへ。
こちらも全国のお茶を扱っています。


写真は本家サイトから。撮り忘れた。
イメージ的には三國屋善五郎的ラインナップ。
こちらも各地のお茶を置かれてましたが
ルイボスやローズヒップ、黒豆茶などもありました。
静岡茶を3種類いただいた後は、ルイボスティー注文。
自分で淹れたことはあるけど、プロの淹れる味を知りたくて。
それから熟成茶で作った番茶。3年物。これもおいしい。
「なんでも試飲してください!」とお茶マスター。かわいらしい。
私は「あさつゆ」が好きなので、あさつゆ使用の冷茶「水出し四季冷茶」を購入。
冷茶と言っても夏用パッケージも四季用も通常(お湯用)パッケージも
中身は全部おなじとのことなので、後はリーフで買うかティーバックかの違いでした。
冷茶ポットが洗いやすいので竹沢製茶さん特製ティーバッグをチョイス。
中身が同じというと詐欺っぽいですが、パッケージって大事だもんね……
「夏用冷茶が欲しい!」って人には
「通常パッケージ品も水出し大丈夫ですよ」じゃなくて
「これ夏用ですよ」が伝わりやすいわけで、
「手にとってもらう!ハードルを下げる!お茶の普及はそこから!」
という気合いを感じました。
話戻るけど、茶空間さんのパッケージはわかりやすいよ。
こんな。

そして仕入れ後は葉の状態やブレンド具合で
○の位置・飲み方の表記を変えるんだそうだ。すごーい。頼れるー。
他は「三年番茶」と「香りの強い煎茶」(冬用に。熱い方が香り立つし)、
「もも入り冷茶」。夏の冷たいフレーバー日本茶いいよ!
オススメは桃と葡萄。
フレーバー麦茶がないのは残念だけどそれはそもそも目的じゃなかったので、
三國屋とルピシアで補充するー。
(三國屋は)川崎に行かねば……池袋にもあるらしいけど。
話ずれるけど、両店で買える白桃烏龍の水出しもさわやかで大好き。
ただし烏龍茶は緑茶ほど火入れしないので作ったらなるたけすぐ飲むように。
茶空間さんでも竹沢製茶さんでも話がでましたが、
なぜ駅前に試飲スペースがないか問題。
いままで「作ること」に黙々と専念してきた茶農家や製茶問屋は、
「お茶を普及する」ということに無頓着でいました。
結果、気がつけば日本茶は衰退。
日本なのに無数の紅茶・コーヒー店に対して日本茶カフェはまだまだ数えるばかり、
産地として日本一なのに静岡県内でもこれといったアピールは右往左往。
予算も少なくパンフも足りず、
駅地下の「一茶」がやっと助成金付きでスタート、という状態だそう。
その「一茶」もまだまだ商売として成り立つレベルではなく、
茶空間さんも経営はどうなんでしょうか、
観光客が行くにはちょっとあの距離はきつい。
(竹沢製茶さんのメインは製茶工場と卸し)
でもがんばり始めたところだそうです。日本茶がんばれ!
日常の中のホッとする瞬間を提供するのが日本茶のいいところですもん。
京都の「和推し」な茶道やお抹茶とはまた違う形で
外国人観光客が呼べるといいですね。
日本人って外から褒められると再認識ピックアップって人種だし。
(いいのかそれ……)
あと茶器も売ってくださーい!
「ひだまり」で使った玉露用の茶器、どこで買えますか?って訊いた返事が
「どこだろう……?茶業者用の茶道具店はあるけど
一般客には売らないしなあ……?」ですよ!
販売して!駅前で!急須とかシャレオツな砂時計とかお茶菓子とか
茶請けに向いた香の物とか!
売れるかは置いといても「壮観!圧巻!」ってかっこいいじゃないですか!
地震対策は必要だけど
ステキ湯飲みがずらーっと並んでたらかっこいい!がんばれ静岡県!
そんなお茶三昧のあとは三保の松原で
砂浜に黒パンプスを真っ白にされながらぼんやりかすむ富士山を眺め、


日本平をのぼって途中途中の茶畑を見せてもらいました。
ヘアピンカーブをぐるぐるのぼるといきなり「あれ茶畑」「あそこも茶畑」
「あれあそこ放置されてるね」「ここはまだ摘んでないな」など唐突に畑があって、
ここ土地の権利ってどうなってるんだ……という疑問が。
てっぺんの日本平ホテルの庭からうっすら富士山を眺めて下山。


途中歩行者天国に阻まれながらもスノドカフェ前まで送ってもらって前夜祭へ。
旦那さん運転ありがとう!助かりましたー。
前夜祭の話は後述。
22:00過ぎまで楽しく過ごして友宅へ。宿泊地があるってらくちん。
オススメされた「ローカル女子の遠吠え」という静岡あるある四コマと
「あれよ星屑」を読みながら就寝。
翌日は宿主がまだ寝てるうちに出発。スノドカフェへ。
続く!